1990年6月5日発表
三河湾及びこれを取り巻く地域は、古くから水産、運輸、観光の地域として大きな役割を果たしてきました。
また、近年は、臨海工業、海洋性スポーツ、リゾートの適地としてもその重要性が高まってきています。
しかし、三河湾の水質は海水交換の少ない閉鎖性水域であるため、汚濁物質が蓄積しやすく、富栄養化のため赤潮が多発しています。
このような状況において、三河湾の沿岸の市や町においては、この地域の開発に対する期待と、三河湾の水質浄化に係る関心が大きなものとなっておりました。
こうしたなかで、昭和63年7月4日に、三河湾沿岸の7市の長が出席し、三河湾の諸問題について話し合うための「三河ベイシテイサミット’88」が初めて開催され、さらに平成元年10月13日には、沿岸10町の長にも参加を呼び掛け、沿岸の全ての自治体の長が一堂に会し、「三河ベイサミット’89」が開催されました。
この会議において、三河湾の浄化、交通アクセス、リゾート整備等9項目の決議文が採択され、その中の1項目として三河湾浄化のため、国、県、沿岸自治体を中心として「三河湾浄化推進協議会(仮称)」を設置するということが盛り込まれました。
これを受けて、豊橋市、半田市、碧南市、西尾市、蒲郡市が世話人(設立発起人)となり、国、県、沿岸市町との調整を進めてきましたが、この度「三河湾浄化推進協議会(仮称)」を下記のとおり設立する運びとなったものであります。
地域住民共通の財産である三河湾の浄化を推進し、美しく恵み多き三河湾を創造するための諸施策を実施することにより、三河湾の総合的な発展に資する。
設立趣意書、会員名簿